Kacip Fatimah

カチプファティマ

カチプファティマとは

カチプファティマ(学名ラビシアプミラ)はマレーシアやボルネオの熱帯雨林で育つヤブコウジ科の茎植物で、大豆イソフラボンやサポニンなど良質な栄養素を豊富に含む植物です。

カチプファティマは「ハーブの女王」「森の女神」と言われ、マレーシアでは古来より、産前産後や40代以降の女性に用いられている伝統的なハーブで、女性にとって心強いハーブとして親しまれています。

カチプファティマには、良質な大豆イソフラボンが豊富に含まれ、他にサポニン、ポルフェノールなどの栄養素が含まれています。

また、近年、「カチプファティマにおける健康と美容においての影響」について様々な研究が行われており、カチプファティマが健康と美容に大きく寄与することが続々と発表されています。

そのため、マレーシアだけではなく、欧米諸国、アラブ首長国連邦、アジア諸国など世界の女性に注目されています。

カチプファティマに期待されてる3つのこと

マレーシアの女性たちが昔からカチプファティマによって期待できると考えられていることは、以下の通りです。

・40代以降の若々しい美と健康

日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。

加齢とともに女性らしさをキープするチカラは急激に減少し、女性特有の悩みが多くなります。

女性らしさをキープするチカラが減少すると生活にも影響を及ぼす方も少なくありません。

また、年齢を重ねていなくても過剰なダイエットやストレス、喫煙、睡眠不足といった生活習慣が原因で女性らしさをキープするチカラがくずれやすくなります。

大豆イソフラボンを豊富に含むカチプファティマは、女性らしさをキープするチカラを整え、女性の美と健康をサポートすると考えられています。


・産後の活力サポート

カチプファティマには産後に落ち込みやすい性欲の減少を抑え、活力をサポートすると言われています。

・潤滑を補い、膣を引き締めサポート

カチプファティマは子宮や膣内の成分を補給することで、筋肉のたるみケアや潤滑を補うことが期待できると考えられ、性生活の悩み解消をサポートしてくれると言われています。

また、カチプファティマにはハーブの中でも高い美容サポートがあるとされているのもポイントです。

カチプファティマの研究

近年、専門家によるカチプファティマの研究が進められています。
光老化の予防や抗動脈硬化、ウェイトコントロール、骨吸収の抑制、安全性といった研究結果が発表されています。

カチプファティマの抗炎症、植物性エストロゲン、抗酸化の役割

発表概要:閉経後骨粗鬆症予防におけるカチプファティマ(Labisia pumila)の抗炎症、植物性エストロゲン、抗酸化の役割について

専門ジャーナル誌名:Advances in Pharmacological and Pharmaceutical Sciences
掲載号:2012 | Article ID 706905

光老化の予防

発表概要:Labisia Pumilaエキス(通称カチプファティマエキス)が紫外線による光老化から 皮膚細胞を保護する
専門ジャーナル誌名:Journal of Bioscience and Bioengineerig 
掲載号:2010年109号 291~296ページ

光老化とは紫外線によるしわやたるみを発生させるもので、長年にわたる紫外線の影響によって、しわやたるみが発生しやすくなります。しかし、カチプファティマによって優れた光老化の予防効果を発揮してくれるのが大きなポイントです。

研究結果によると、以下のような効果が期待できるとされています。
・紫外線下における細胞生存率を20%向上するため、紫外線によるダメージから皮膚細胞を保護する
・紫外線下による炎症を軽減する

ウェイトコントロール

発表概要:Labisia Pumila(通称カチプファティマ)の摂取が、脂質異常症、生活習慣病へ のリスク軽減、体重増加抑止に寄与することを実証
専門ジャーナル誌名:Maturitas 
掲載号:2009年 62号 91~97ページ

ウェイトコントロールに関しては、以下のような効果が期待できるとされています。
・脂肪の減少サポート
・エネルギー蓄積の軽減ケア

抗動脈硬化

発表概要:卵巣摘出SDラットの大動脈に対するラビシアプミラ(通称カチプファティマ)の影響
専門ジャーナル誌名:Pakistan Journal of Nutrition
掲載号:2008年 7号 208~213ページ

エストロゲン投与療法において、大動脈壁を強化するため、抗動脈硬化の効果が期待できるとされており、カチプファティマにおけるラットの実験で動脈硬化抑制作用を持つことが実証されたと発表されています。

骨吸収の抑制

発表概要:閉経後の骨粗鬆症ラットにおけるラビシアプミラ(通称カチプファティマ)の骨マーカーおよび骨カルシウムに対する影響
専門ジャーナル誌名:Journal of Ethnopharmacology
掲載年:2011年 133号 538~542ページ

研究結果によりラットの骨細胞に作用して骨吸収を抑制し、骨芽細胞にも作用して骨量を維持する結果があったとの発表がされています。

注意:カチプファティマはハーブとして、サプリメント等で販売されています。研究で用いられる量とサプリメントに配合されている量は大きく異なります。研究結果はカチプファティマの効果を保証するものではありません。

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